前回の「100円ショップでパステルアートの道具「ぼかし網」は手に入るのか!?」ではパステルを削るために必要なぼかし網、ぼかし網がない方は茶こしや粉フルイでも同じように使えることをご紹介しました。
今回は、実際に描いてみましょう。
でも安心ください。誰でも描ける簡単なデザインです。
そのテーマは「丸」。
たったひとつの丸を描くだけでアート作品になってしまうのがパステルアートの魅力。
丸ならはじめてでも、どんな年齢の人でもできそうですよね。
しかも、体験したお母さんが子供たちに作品を見せると
「すごーい、これママが描いたの!」
「私もやってみたーい。」
と言われたそうです。
でも、「ただ丸を描くだけで本当にすごいなんて言われるの?」と疑問に思いますよね。
まずは実際の完成写真をご覧ください。こちらです。
まさに“失敗のないアート”のはじめの一歩にふさわしいテーマですね。
ご家庭で子供と一緒に楽しんだり、学校の授業として、また初めての人向けパステルアート講座など、様々なシーンで活用できるすぐれもの。
それでは、さっそく描き方をご紹介します。
一番やさしいパステルアートの描き方
正しいやり方で丸を描くとこうなるニャ。
始めての人必見!パステルアートの描き方レッスン
用紙を準備する
画用紙を2Lサイズ、(12.7×17.8cm)に鉛筆で印をつけます。
A4の紙から2枚とることができます。
画用紙のサイズは、「これが正解!パステルアートの画材&道具 画用紙(キャンバス)のサイズ」の記事で紹介していますので詳しくはこちらをどうぞ。
印に合わせて画用紙をカットして2Lサイズのキャンバスが2枚できました。
キャンバスの四方外周にテープを貼ります。
テープを貼りましたが透明なのでちょっと見えずらい…。
テープ部分をアップにしてみました。
これなら反射しているのでテープが貼られているのが分かります。
パステルを削る
使用するパステルをカッターまたは網で削って粉状にします。
削る粉は、写真のように少量にします。パステルは伸びが良いので少しの量でもたくさんの塗ることができます。
もし、足らないようであればその都度必要な分を削って量を調整をしてください。
もし、網がない場合は
「パステルを削るには?“ぼかし網”がなくても大丈夫。どの家にもあるあのアイテムを使えばOK!」
「100円均一で買える!?パステルを削る道具「ぼかし網」の代わりになるのは意外なアレ!!」
でも100円ショップで手に入る代用品をご紹介していますので詳しくはこちらをどうぞ。
パステルで描く
粉状のパステルを指に付け、自由に紙に色をなじませるように伸ばしながら丸を描いていきます。
コットンで塗る方法もありますので、お好みの方法で塗りましょう。
指で塗るというのはイメージしているよりも非常に気持ちのいい創作活動、一度は体験してみるといいですね。
丸ができました。
次に丸の周りの背景を塗っていきます。
あなたの好きな色やその場で直感的にこれがいいという色を選んで思い通りに塗っていきましょう。
これくらい簡単ならヒーリングアートとしても楽しめますよね。
写真のように先ほど紙の周囲に貼ったセロハンテープの部分は、パステルの色が付きません。このセロハンテープが最後に作品の仕上がりをワンランク上げる大切な部分になるのでお楽しみに。
練り消しでパステルアートを簡単アレンジ
アクセントとして練り消しゴムで光を入れます。
練り消しゴムでサッと拭き取るようにするだけ。
直線で数本線を入れれば、降り注ぐ光のできあがりです。
仕上げに
セロハンテープをはがします。この時、できるだけやさしくテープをはがしてください。
どうですか?はがしたセロハンテープの部分がまるで白い額縁のようになって素敵ですよね。
白い余白がない作品と比べてみるとその違いがよく分かります。
テープを貼る、たったそれだけでこんなにもアートらしくなっちゃう簡単テクニックです。
最後の仕上げとして作品にサインを入れましょう。
これで完成です。
いかがですか?これがたったの15分でできた作品とはおどろきですよね。
今回使用した道具
今回使用した道具は、
・パステル
・網
・画用紙
・セロハンテープ
わずか4つのアイテム。パステルアートなら、たったこれだけの道具で本格的なアート作品をたったの15分でできるなんて驚きですよね。
あなたも是非挑戦してみてくださいね。
まとめ
- パステルアートのキャンバス(用紙)は、2Lサイズ(12.7cm×17.8cm)。
- 丸は15分で描けて完成度も高い初心者向け。