パステルは何度でも直せる?
パステルアートは、他の絵画にはない非常に楽な特徴があります。
その特徴のおかげで、絵が苦手な子供も大人も難しいと感じることなく手軽に楽しむことができます。
それは、一瞬で直せること。
今回はその方法をご紹介します。
絵の具も、クレヨンも、油絵も画用紙やキャンバスに色をつけてしまうと書き直しができません。もし書き直したい場合は、新しい紙を使うしかありませんでした。
学校の授業で水彩画を描くときを少し思い出してみてください。
机の上に配られる用紙は一人1枚ずつ。失敗が出来ないから誰でも始めて筆で塗る瞬間はなんだか緊張してしまいますよね。
もちろん、油絵であれば、色の上に単色を塗りつぶすように重ねて書き直しをします。一昔前の西洋では1枚のキャンバスが非常に高価だったため、一度描いた絵を塗りつぶした上に、違う絵を描くなんてことが当たり前の時代もありました。
ところがパステルは一瞬です。パッと直すことができるんです。
塗りつぶす必要も、高価な画材を使うわけでもありません。
誰でも必ず持っているアレを使います。
それは、消しゴムです。
パステルアートで使う消しゴムはこれ
アートだから特殊な消しゴムで高額なのでは?と思いきや、その逆。
MONO消しゴムやまとまる君といった、誰でも一度は使ったことのある消しゴムでいいんです。
筆箱を開ければ、必ず一つは入っていますよね。それでOK。
つまり、わざわざ道具を買い揃える必要が全くありません。
パステルが消しゴムで消えるのか試してみた
本当に消せるのでしょうか?
実際にどれだけ消えるのか試してみました。
消しゴムでゴシゴシ消してみると
おおっ!かなり消すことができました。
もちろん、よーく見てみると、消すといっても紙に一度色を載せていますので薄っすらとですが色は残っています。
とくに、黒やこげ茶などの濃い色なら強めに残りそう。
しかし、色鉛筆を消すときとくらべれば格段に白く消えている。
ちょっと直したいときには十分すぎるほどの白さです。
これなら、用紙の枚数がひとり1枚でも安心してパステルアートを楽しめますよね。
間違いなく低コストで、ストレスもなく楽しめるアートのひとつ。
今回試した色はオレンジです。
明るめの色だったため次の記事では写真のように赤、緑、青もどれだけ消えるのか検証してみましょう。
まとめ
- パステルは消しゴムで消すことができる。
- 学校などの用紙が1枚の場合でもやり直しができてストレスフリー